コロナ禍2年目の近況報告

コロナ禍の外出自粛で出来たこと


早期実現が困難と思われたワクチンが開発・承認され接種が開始されたこと、トランプのハチャメチャな言動の報道が絶えたことから、2021年は多少明るくなるかと思いましたが、どうやら期待はずれのようです。
前置きはさておき、昨年1年間は、フニャフニャと情けない外出自粛の日々を繰り返していましたが、ある日、意を決して長年の懸案事項に取り掛かることにしました。 それについてはコロナ禍の1年 外出自粛で出来たこと(こちら)でご報告の通りですが、 結果として、写真整理・年表作成、室内整理、屋外整理、家庭菜園など、7、8割ほどの達成度ながら、それなりの成果をあげることができました。 この成果に満足し、気力が衰えた訳ではないのですが、2021年の年明け以降は、食べることと日暮れを待ってアルコールを口にすることだけが楽しみといった“虚脱状態”がつづきました。
米国、中国、韓国、北朝鮮、ミャンマーなど国のトップがろくでもないための弊害を、身近な日本でも、日々、見聞し続けることによって引き起こされた“虚脱症候群”に違いないと自己診断したのですが、 とにかく家にこもって、四六時中、GoogleニュースやYahooニュースを見ることを止め、新聞は“旧聞”になるくらいの時間が経ってから読むように生活習慣を改めました。
さらに、ここだけの内緒話ですが、家内が「コロナ感染者・・・」、「スガ総理・・・」と話し始めたら、「そうだね、そうだね」、「腹立つね」とすかさず同調の返事をして内容については上の空、余計な情報(ストレスの元)を取り込まないように努めました。
そうしたところ、効果てきめん、“コロナうつ”のような“虚脱症状”は雲散霧消してしまいました。
その結果生じた心の余裕と持てあましがちの時間を埋めるため、久しぶりに本でも読もうと本棚を見回したのですが、“コロナ禍の1年 外出自粛で出来たこと:室内整理(断捨離)”によって、ほとんど本が残っていません。そこで、お気に入り作家(Roald Dahl)のペーパーバックを数冊まとめてAmazonで購入しました。
ところが、時は春うらら、陽の差し込む窓辺に座しての読書や学校の授業は、必ずや心地よい眠りにいざなってくれます。
花が咲き始め1年で最も快適な季節、外出自粛といえども家の中にこもり過ぎることもあるまいと、インドアからアウトドアへと方針を改め、久しぶりに外へ出掛けてみたら、なんと平日にもかかわらず、若者で海辺はいっぱい。 真摯に丁寧な説明をすることもなく、さっさと会見場から去りたげなウツロまなこ爺っさんの理屈の通らない協力依頼、ひたすら県をまたがる移動をするな、夜多人数で酒を飲むなと言い続けられて都内に押し込まれた若者が、さわやかな陽をあびて潮の香りを吸いたくなる気持ちは理解できる。
とは言え、マスクもせずにはしゃぐ若者の群れに入り込む勇気もなく、やむを得ず自宅裏の“広町緑地”を散策することに方向転換したところ、これまたかなりの数のご同輩が、春の陽差しに輝く湿地の木道や新緑に囲まれた山道を楽しまれておりました。
マスクなしで新鮮な空気を吸い込んで戸外で過ごせる場所は、我が家の庭しかないと悟りました。
で我が家に戻ると、長年風雨にさらされ腐食し始めたウッドデッキの“板”がやたら目に入ってきました。イタんだところを交換してしのぐ、全面的に作り直す、断捨離の一環でそっくり撤去・廃棄する、の三案択一をめぐって、妻と侃々諤々(かんかんがくがく)の言い争いになってしまいました。
争点の根源は、私と妻それぞれの健康寿命とウッドデッキの耐用年数をどう見積もるかの違いなのですが、結論としては、まだまだ互いが健康で、ウッドデッキでランチやお茶、ビール、焼き肉を楽しむことができるにちがいないという願望を優先させ、人間の長寿に合わせウッドデッキを全面的に更新することになりました。
これまですでに2度ウッドデッキを作っているため、手順、作成要領はすべて頭に入っており、簡単に出来上がるはずです。 さらに、往復の通勤時間が4時間、帰宅が深夜におよぶ現役時代に、実質3~4日間で作り上げた前回、前々回とは異なり、今回は作成時間がたっぷりあるのです。

まず、CADソフトを使って精緻な設計図を作成した後、所要材料を手配するためホームセンターへ行ったところ、ゴールデンウィークを控えたDIYフェアが始まったばかりで、2×4(ツーバイフォー)6フィート材が普段の半値になっており、その日はさらに9掛けで購入できるクーポンに恵まれました。
前回、前々回は製作する時間的余裕が無かったため、電動丸ノコ、電動ジグソー、電動ドライバー、電動ヤスリをフルに活用しましたが、今回は、手挽きノコギリを用途別に3種類、手動ラチェットドライバー、プロ用大型水準器などを新調し、それまでお世話になった電動工具は使用しないことにしました。 また、将来の修理、分解・廃棄を容易にするため、丸釘と木工ボンドも一切使わないことにしました。 そして過去の経験を生かし、使用するコーススレッドすべてを(潮風による錆でネジを締め戻せなくなるのを防ぐため)ステンレス製にしました。
能書きが長くなってしまいました。以下、写真の通りです。

ひとつひとつ丁寧に作り込んだため相応の時間が掛かりました、と書けば聞こえが良いのですが、実態を白状すれば、2×4材を数本移動してはハアハア、 地面近くの作業は膝を付き姿勢を確認してからオッコラショ、図面で読み取ったばかりの数値はすぐ忘れ、曲尺(かねじゃく)目盛りの読み間違い、使ったばかりの道具探し、 耳に挟んだエンピツ、ネジ探しなど、マンガの老人そのものでした。 さらに、朝から張り切って作業に取り掛かっても、慣れない仕事に体が早々に音をあげてしまい、「ま、時間はたっぷりあるわな」と自分に言い聞かせ、 まだまだ陽の高いうちに作業を切り上げ、シャワーを浴び、ごほうびのビールを一杯という繰り返しなので、1週間やそこらで出来上がるはずがありません。
電動工具を使ったら、違う箇所をスパスパと切り込んで取り返しのつかない失敗を繰り返し、もっと日数が掛かったかもしれません。 あるいは手足を切ってしまって、完成に至らなかったかもしれません。
いずれにしても、自覚している以上に老化が進んでおり、体力、視力、記憶力などが衰えていることを認識した次第でした。 その一方で、連日のほどよい疲れのせいで食事、酒がすすみ、熟睡できました。それに世間の雑事(ストレスの元)が入り込む余地がなくなり、 “虚脱症状”どころか実に充実した楽しい日々を過ごすことができたのでした。

その後、梅雨の到来が近づくにつれ、相変わらず安心安全と繰り返すウツロまなこ爺っさんの声がうっとうしくなり、 “虚脱症”の兆候があらわてきたため、新たなモノ作りに取り掛かったのですが、それについてはまたの機会に報告したいと思います。



《追記》
『コロナ禍の1年 外出自粛で出来たこと屋外整理』のなかで「春になり花が咲き出すのが楽しみです」と報告しました。
その後(1~4月)の様子をスライドショーでご紹介いたします。