近況報告/井上建雄

こんなに変わってしまうとは・・・  井上建雄(20200428)

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首都圏の方は、昨日の全国紙(こちら)、 スポーツ新聞、NHKニュース(こちら) などで報道された上の映像“#STAY HOME”をご覧になったかも知れませんが、これに関連し、先週の火曜日、金曜日に外出した際に目にした光景を報告します。

三方を森に囲まれた住宅地に住んでいますが、居住地の外へ出るには、坂道を下った海辺の国道134線か江ノ電(江の島電鉄)を利用する以外手段がありません。
都心に出るには非常に不便です(10数年間、往復4時間掛けて通勤しましたが)。
それでも、いつもどこかで古い家が解体されては新しい家が出来上がります。玄関先にシャワーを備える家もあります。そして新たな住民が入り、大体はサーフボードが並びます。
とにかく仕事よりも、もとい仕事とサーフィンを大事にする人やリタイアしたロン毛や白髪のサーファーが周囲に沢山住んでいます。 俳優のトヨエツ(豊川悦司)もよくサーフィンをやっていて、近くに家までおっ建ててしまいました。
ボランティア仲間のFさん(私より2、3年上)もそうしたひとりで、サーファー歴50年超、十代のころから都心から湘南海岸に通い、海底の地形まで知り尽くしたベテランで、地元サーファーの主のような存在です。 サーファーの世界の話をし出したら留まることなく、とても面白く聞くことができます。

「こんなに変わってしまうとは・・・」本題に戻ります。
サーファーで賑わう国道134号線沿いのいわゆる湘南海岸へ週末には多くの人が集まってきます。
特に顕著だった(過去形)のは、江ノ電鎌高前(江ノ島電鉄鎌倉高校前)の踏切で、漫画(アニメにも)“スラムダンク”の聖地ということで台湾人に大人気でした。 ここ数年のあいだは、連日写真のようなありさまでした。

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しばらくして、嫌日のせいで韓国人らしき人(江ノ電で乗り合わせた際の言葉で判断)が少なくなった時期もありましたが、 そうした減少分を上回る勢いで(顔、言葉で判断できないので推定ですが)中国人が押し寄せてきました。
台湾人とおぼしき人は踏切付近にたむろするだけで、ほとんど海辺へ降りてきませんでしたが、 昨年あたりから大陸(中国)人らしき人がどんどん波打ち際まで降りてくるようになりました(昨秋ワンコと散歩の際撮影)。

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それが、それが、今年に入って新型コロナウイルスのせいで「こんなに変わってしまうとは・・・」
外出自粛になってしまったものの、十数年前に転居してきた時のような平穏な海辺が戻ってきたのです。

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「こんなに変わってしまうとは・・・」話はまだ続きます。
所用で出かけた先週の火曜日。 海に面した道路に出た途端、目に入ってきたのは黒々としたアザラシの大群。 否、100メートルほどの沖合に、陸地と平行に、かろうじてソーシャルディスタンスを保持する程度の密度で、サーファーが波待ちをしているのです。
江ノ電の稲村ヶ崎、七里ガ浜、鎌倉高校、腰越の四つの駅、およそ3キロメートルの間に、黒のウェットスーツをまとったサーファーが延々と連なっているのです。 今まで一度も目にしたことのない光景でした。
近くの駐車場はいずれも満車(地元のサーファーは歩きor自転車です)。
そして3日後の金曜日、「こんなに変わってしまうとは・・・」 またまたびっくりしました。
海上にも砂浜にも人っ子ひとり居ないのです。天気がよく、波のコンディションが良いにもかかわらず。
家に帰り、ネットニュースを見て分かりました。(これ)でした。
「今我慢して、元に戻ったらまた楽しもう」と自粛を求め、それをきちっと守るサーファーの姿勢に感服した次第でした。