“蕎麦屋”の店仕舞以来、“万年休日”となって、ささやかながらも年金生活をほどほどに楽しんできたが、
恐るべきコロナウイルスの登場にも何のその比較的軽い気持ちで今年のGWを迎えました。
(当地や周辺に感染者がいないことも幸いしてるのかもね)
万年休日の従来の生活パターンは、月曜日にスタートして大河「麒麟がくる」を見てその週の区切りとなる。
そして、明日から新たなサイクルが始まる。

早朝の散歩に始まり週1回の日帰り温泉、週1回~2回“池を擁し山に囲まれた公園”の散策。
月1回のグルメめぐりや片道100kmほどの遠出をしては季節の移ろいや世の中の変化を感じ楽しむ。
しかし、その合間に最も時間を費やす道楽といえば“山野草栽培”だ。
とりわけ、春から初夏ともなると私のGWはGolden Week ではなくて正にGardening Week真っ盛りとなる。
新型コロナにより、息子や娘からは3月以来、
外出自粛の指示が出て私達の生活スケジュールを大幅に変えざるを得なくなった。
やむなく、今だからこそやらねばならないことに徹することが賢明だと観念した次第だ。
第一に、長い間放任状態だった小さな庭の改造だ。
毎年2回チャドクガの洗礼を受けて往生していた愛培の椿は伐採若しくは強剪定を断行。
そのおかげで、樹下の草花の多くが勢いを回復して庭らしい体裁を整えてきた。
4月以降は、庭仕事が主力となったが、熱中すると、
首と肩の筋が硬直して強烈な痛みを伴うのでこの時を目途に終るようにしている。
頸椎(脊髄症)にメスが入った為の後遺症でしばらく辛抱しなければならないそうだ。
翌朝にはスッキリするので雨の降らない限りは一日置きくらいの作業となる。
田圃道の早朝は実に快適で至福な一時をいただいている。
周囲の季節の移り変わりを観察しながらの散策を結構楽しんでいるので、今日は、
その一端を紹介しながら私の近況報告のまとめにしたいと思っている。
今は5時前に明るくなるので家を出るのも早くなった。歳のせいだろうが、
4時には目が覚めるので眠っている妻を起こさないようにそっと湯を沸かし、
コーヒーを一杯飲んでから5時過ぎには家を出る。
減量と腰痛(腰の脊髄症)の軽減をねらったものだが、半径1.5km以内の範囲で足早にひたすら歩く。
周囲の道路は、生活道路と農道が50m~100mの間隔で交錯しているので、
思いつくまま右折、左折をしながら歩くがいつもポイント地点を通過するので歩く距離は
毎日がほぼ同じで万歩計で3,000歩程度である。
咲き誇っていたレンゲソウは田起しがされて目につかなくなった。起された土に混じった落穂か、
はたまた虫を狙ってか普段見ることの無いない小鳥達が群がりにぎやかだ。その脇の田圃道を歩くのも楽しい。

この田圃は、裏作に秋冬のブロッコリーやハクサイなどが栽培される。
昨秋は前半に寒さが来たのでアブラナ科の野菜も順調かと思ったが、
11月後半から急変し暖冬傾向となってハクサイの結球が進まないし、
ブロッコリーの花蕾からは花が立って収穫前に黄色い菜の花を咲かせるものが散見された。
敏感なバーナリゼーション(春化処理)の影響か?はたまた種苗会社の育種ミスなのか?と思ったりもした。
今想えば今年の暖冬はいつもとは違うような嫌な予感がした。案の定、
当地のソメイヨシノの開花は4月13日頃の満開となった。
おそらく、暖冬で休眠打破に異常を来たしたのだろうか?ところが、
南方系のヒカンザクラとの雑種のカワズサクラやウメは鈍感なため早くも1月下旬には開花を始めた。
早朝の散歩道には、10人程の人に出くわすが年配の人が多い。
この寒いのにご苦労なことだと思いつつ「お早うございます」と互いに声を掛けあう。
田圃道は、見通しが良いので100m程先を歩いてくる人の姿が見える。
散歩中はなるべく他人には出会いたくないので、
相手を見つけると即座に近くの道を右、左と曲がって避けるようにしていたが、
3月中旬に新型コロナの問題が騒々しくなると、困ったことに我が散歩道のテリトリーに侵入してくる人が急増したのである。
道のコース取り?も頻繁になりノンビリ“お散歩”どころではなくなった。
コース取りを相手に読まれているわけではなかろうが、憎らしくも3回に1~2回はどうしても鉢合わせしてしまう。
今まで、マスクなしで新鮮な朝の空気を両肺一杯吸いながらの散歩だったがままならなくなった。
(相手の姿に慌ててポケットからマスクを取り出す始末だ)
相手の吐く息が見えるわけではないが、お互いに道の両端一杯の所を避けるように歩く。
マスクから吐く息も多少遠慮しつつ歩いているのかも?・・・この頃は「お早うございます」と声を掛ける人もなくなった。
互いに目をそらしているが、時には軽く会釈をする人もある。
中には、マスクなしで堂々と道の中央を歩く新米面の“やから”(恐ろしい表現になったなぁー)もいるばかりか、
ジョギングをする人もいるが、思いっきり「フーハー」しながら走る非常識?な“やから”もいる。
(こんなことを言ってはいけませんねぇ)そして、ついつい“時をわきまえろ!”
と言わんばかりの気持ちを押さえながら歩き続けた。
こんな嫌なことまで考えしまうような世の中に誰がしたのでしょうか???
つくづくコロナの奴を恨めしく思うこの頃でございます・・・。
藤枝市在住 長池泰弘