トンチンカン先生『難攻不落の姫路城へ』の巻

難攻不落な姫路城・・・?  坂部孝夫(20210702)


 さてさて、皆さまいかがお過ごしでしょうか。コロナに負けない強靱な精神 力と体力で元気にお過ごしのこととご推察申し上げます。
 私事ですが、実は、この新型コロナウイルス感染拡大の中、息子一家に連れ られて、関西圏の西の外れ、つまり、近畿地方のど真ん中を突っ込んで通り抜 け、姫路市にある姫路城へ観光をしてきました。現在のところ、一家全員、感 染していません。それでは、いつものように、始まりーぃ。始まりーぃ。

1 いざ、姫路城へ
 メンバーはいつもの息子夫婦、孫2人、そして私です。車でJR三河安城駅 まで行き、近くのパーキングに車を預けました。1泊2日の短い旅ですので荷 物も少なめ、服装も簡単なもの、いつもの仕事用カバンで旅支度です。
 ただし 、新型コロナウイルス感染対策として、厳重なマスク着装、施設へ入 るごとに手の消毒と検温をしました。
 朝8時50分、新幹線三河安城駅を出発、名古屋でのぞみ広島行きに乗り換 えました。混雑は見られなく、比較的席の空いている様子から、感染の心配は ほとんどないものと確信して、一路姫路へと「出発・進行!!」
 新緑の緑の香りをいっぱい含んだ木々が車窓から見えます。幸先の良い出 発です。いつもの『出鼻をくじかれる』こともありませんでした。
 JR.姫路駅に降りると、駅の正面に姫路城。きれいな漆喰(しっくい)の白 さに感動しました。それでは、歩いてお城まで・・・・、と思ったものの、5 歳の孫を始め5人でぞろぞろと歩くのも大変、それではと言うことでタクシー に乗るという、いきなりオオチャクでナマケモノ的な旅となりました。

 さて、姫路城へ着くと、見上げるほどの大きさに圧倒されました。5階建 ての天守閣まで行けるか否かの不安が頭をよぎります。ここで息子一家と別れ て、天守閣の下の広場にあるベンチで待っていようか、とも考えましたが、こ こは家長、最年長者の威厳もあり、何が何でも天守閣の頂上へと登ることを決 心しました。外観は5層の天守閣です。まあ、行くところまで行こうかと入場 券を購入し、いざ天守閣へ・・・。その前に、アルコール消毒で手をシュッ、 シュッ。そしてオデコで体温をチェック・チェック。すべて順調です。

2 年寄りには難攻不落な天守閣
 「白鷺城(しらさぎじょう)」の愛称で親しまれている姫路城は、日本一高 い入場料金(1,000円)だそうです。次に高い入場料金は沖縄県の首里城で8 20円だそうです(今は焼失して入城できません。残念)。姫路城にはシニア 料金の制度はありませんでした。残念、残念。このシニア料金制度がないとは、 年寄りには向かない登城なのかと不安はさらに募るのでした。

 入り口から左へ曲がり、少し坂を登ると、敵が来ると城内から鉄砲を撃った り弓を引く、三角や四角、丸形の窓(硝子はありません)があり、それを見な がら進みます。孫たちは、その穴のような窓から頭と首をしっかり出して城下 の景色を見ています。頭の大きさと同じ程度の窓ですので 、しっかりハマって しまいそうで心配でした。そして、ダラダラした坂をしばらく行くと、天守閣 の入り口に到着。入り口の係りの人に「お城は何階建てですか?」と聞きまし たら、「6階建てです。」と言うのです。確か、外から見ると5階建てでした が・・・・。でも、頑張って6階まで登る決意をしたのです。

 各階ごとに、ガラスケースに入った展示物がありました。古い書き物(達筆 につき、全く読めませんでした。)、刀、兜(かぶと)など、ゆっくり見ながら 上の階へ、そしてまた、上の階へと進みます。しかし4階に着くころには、足 がフラフラ、腰も重くなり、どうも膝に来ている状態で、少し休んでいると、 孫が5階から戻ってきて、「じいちゃん、手。」というのです。手を引っ張って くれるのです。うれしいやら淋しいやらの境地で、ニコニコとしましたが、顔 面がなんとなく引きつっているようでした。
 「牛に引かれて善光寺参り」と言う格言(?)の様に、「孫に引かれて 、天 守閣へ」と言う境地です。6階の最上階には男性の係りの人がいました。再び 係りの人に天守閣の標高を聞きましたら、「海抜90メートル、目の前の広場 から40メートルの高さです。」という答です。眺望はすこぶる良いのです。 手を引いてくれた孫に感謝、感謝。しかし、6階まで一気に階段で登ったこと は十何年ぶりです。そして、下りの階段も両手を使って、ゆっくりと、ゆっく りと下り、大変な思いをしました。階段も急でして、シニア料金の制度なし。 「老人には難攻不落の天守閣」と確認した次第であります。

3 『ニン・ニン』
 天守閣から降りて、しばらくお城の中をぐるぐる回り、その帰る途中で、職 員の人なのか、ボランティアの人なのか、忍者姿の人がいました。様々なパフ ォーマンスで観光客を楽しませています。私の孫は忍者が珍しいのか、『ニン・ ニン。』と言って 、忍者姿の人に近づいていきます。そして、黒い頭巾(ずき ん)の中の顔をのぞき込むと、その忍者はいきなり、「えいっ。」と孫を脅す ので 、びっくりして、「わぁーっ。」と叫んで逃げていきます。しかし、最後は 忍者とツーショットで記念写真を撮ることになりました。

 その後、密を避けるため、芝生の真ん中で、コンビニで買ったおにぎりと サンドイッチを食べ、ジュースを飲み、再びJR姫路駅に帰り、新幹線に乗 り込みました。

 姫路城は本当に迫力のある城です。まず、JR姫路駅の改札を出ると、駅の ロータリーから、遠く、正面に天守閣の全体像が見えます。堂々としているそ の姿は戦国時代を生き抜いた勇姿であり、インパクトはすごいです。
 皆さまも是非、コロナに負けず、姫路城への登城をお勧めします。
 それでは、皆さん、次回まで、ごきげんよう、さようなら。ニン・ニン。